LeMonみんなのクリニック市川2F

1990年代初頭に建設された診療所併用住宅の2階の住居部分を、1階診療所に付随するリハビリテーションスペースへと改修するプロジェクト。既存住宅の内装は、手の込んだ造作家具やアーチ天井、廻り縁等の、装飾的な意匠が特徴の住宅であった。計画ではまず、リハビリスペースとして一体的に利用できる空間を確保するため、住宅を細かく区切っていた間仕切り壁を撤去し、見通しの良い開放的なワンルームへと再構成した。その際、間仕切り壁の撤去によって現れた既存の造作家具は、元の位置に残したまま機能に応じてリメイクした。玄関収納は受付へ、台所とダイニングの間のカウンターは手洗いへと転用している。こうして壁から解放された家具は、空間の中に島状の要素として残り、「受付」「マットスペース」「ベッドスペース」「スタッフスペース」をゆるやかに分節しながら、各領域の性格を形づくっている。このようにして生まれた各領域の輪郭を示すため、既存住宅に見られた廻り縁や人工大理石の腰壁を再解釈し、新設部分を領域ごとに塗り分けた。これにより、ワンルームの連続性を保ちながらも機能ごとの領域性を定義し、住宅空間に備わっていた身体的なスケール感を継承している。こうした操作を通して、既存住宅に残された家具や意匠を読み替えることで、リハビリテーションスペースに求められる機能を獲得しながらも、住宅が本来持っていた親密なスケール感や居場所の感覚を継承することを目指した。

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1990年代初頭に建設された診療所併用住宅の2階の住居部分を、1階診療所に付随するリハビリテーションスペースへと改修するプロジェクト。既存住宅の内装は、手の込んだ造作家具やアーチ天井、廻り縁等の、装飾的な意匠が特徴の住宅であった。計画ではまず、リハビリスペースとして一体的に利用できる空間を確保するため、住宅を細かく区切っていた間仕切り壁を撤去し、見通しの良い開放的なワンルームへと再構成した。その際、間仕切り壁の撤去によって現れた既存の造作家具は、元の位置に残したまま機能に応じてリメイクした。玄関収納は受付へ、台所とダイニングの間のカウンターは手洗いへと転用している。こうして壁から解放された家具は、空間の中に島状の要素として残り、「受付」「マットスペース」「ベッドスペース」「スタッフスペース」をゆるやかに分節しながら、各領域の性格を形づくっている。このようにして生まれた各領域の輪郭を示すため、既存住宅に見られた廻り縁や人工大理石の腰壁を再解釈し、新設部分を領域ごとに塗り分けた。これにより、ワンルームの連続性を保ちながらも機能ごとの領域性を定義し、住宅空間に備わっていた身体的なスケール感を継承している。こうした操作を通して、既存住宅に残された家具や意匠を読み替えることで、リハビリテーションスペースに求められる機能を獲得しながらも、住宅が本来持っていた親密なスケール感や居場所の感覚を継承することを目指した。

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2026.03
Location:
Chiba, Japan
Client:
Jikokai Medical Corporation
Status:
Program:
Clinic
Team

Design: Mire Kan, Yoshifumi Hashimoto

Collaborators

Construction: Cabbage Truck
Furniture: Inoueindustries
Steel: Nakamuranaka
Curtain  Design: some/to
Signage Design: Misako Taoka
Photographer: Kazuyuki Okada